予備校講師の仕事

テレビのバラエティ番組で活躍する林修さんは元々予備校の東進ハイスクールの講師です。彼も転職して予備校講師になった一人です。人気講師が多数いる予備校講師とはどのような仕事なのでしょうか。

予備校講師の仕事

予備校講師は文字通り予備校の生徒に自分の担当する教科の内容を教える仕事です。授業は1コマ90分で、一人の講師当たり一日平均3コマを担当しています。人気講師になると一日3コマ以上の授業を担当しており、高く評価されるほどコマ数が増える傾向にあります。常勤講師の場合はこのほかにも生徒からの質問に答えたり、自習室で生徒の勉強の面倒をみることもあります。授業の時間帯は日中の他にも高校生がよく利用する時間帯の夕方に講義を行ったり、社会人が受講できるように夜の時間帯に講義を行う予備校もあります。学校によって開講時間は違うので、勤務時にどのような学校かしっかり確認しておきましょう。講義前には講義に備えての準備を行います。それら生徒に勉強を教える以外にも教科書や資料といった教材を作る教材作成の時間や予備校の問題集を作る仕事もあります。予備校講師は人気商売でもあり、人気が高まると大きな教室で大勢の学生を前に講義を行うことが出来るようになります。講師の契約期間は1年ごとが多いですが、人気が出たら契約時に有利になります。予備校の講師は担当講義に対しての専門的な知識が問われるため常に勉強が必要です。必要な資格としては公立高校の教師のような教員免許はあるに越したことではないですが、なくても講師として勤務することが出来ます。

様々なタイプの予備校

予備校にも様々なタイプがあります。分かりやすいのはビデオで講義を撮影して、講義を行うビデオ講義やマンツーマンで教える学校、講師が全員東大卒をブランドにしている予備校もあります。このように予備校にも様々なタイプがあるので、自分のやりたい授業を決めてそれに合わせて応募すると良いでしょう。

予備校講師になるには

予備校教師になるには予備校の講師募集を行っている予備校に応募しましょう。面接と模擬授業を参考に評価します。そこで認められればその予備校で働くことが出来ます。

予備校講師のやりがい

予備校講師は受験生の人生に少しだけ関わることができます。受験の合否で人生が左右されるため、自分の教え子が進路目標を達成すれば自分のこと以上に非常にうれしいものです。